「大地震対策は当たり前の時代に。耐震+evoltzで、住宅のダメージを最小限に抑える新しい視点を提供します。」

  • メインメッセージ
    「大地震対策は当たり前の時代に。耐震+evoltzで、住宅のダメージを最小限に抑える新しい視点を提供します。」
  • 耐震等級3は「倒壊防止」の基準。これからは「損傷防止」へシフトが必要です。
  • キーワード:1/120radで揺れを抑える重要性。

地震大国・日本。私たちは常に「家族や財産を守るために住宅をどうすればいいのか?」という課題と向き合っています。
耐震等級3という基準が当たり前になった今、大地震から倒壊を防ぐだけでなく、
損傷を最小限に抑えるという新たな視点が求められています。

特に、住宅が地震でどのように揺れるのかを示す「ラジアン(rad)」という単位が、損傷を防ぐための重要な指標であることをご存じですか?壁紙が破れる1/200rad、構造体の耐力が低下し始める1/120rad、そして重大な損傷を引き起こす1/75rad——これらの揺れが住宅に与える影響を理解し、対策することが、これからの地震対策の鍵となります。

この記事では、**微細な揺れから効果を発揮する次世代制振装置「evoltz」**の特長と、揺れを抑えることの重要性についてわかりやすく解説します。大切な住まいを守るための「新常識」をぜひ最後までご覧ください。

冒頭文:住宅損傷を防ぐ新たな視点

現状:耐震基準の進化と限界

日本の住宅は「耐震等級3」という高い基準を満たすことで、地震時の倒壊を防ぐ設計が当たり前になりつつあります。しかし、倒壊を防ぐだけでは十分でしょうか?
実際には、地震後に壁紙が剥がれたり、構造体の耐力が低下してしまうことで、大規模な修繕や建て替えが必要になることが多いのが現状です。


問題:ラジアンが示す損傷の始まり

地震による建物の揺れを「ラジアン(rad)」という角度で表すことで、住宅がどのようにダメージを受けるのかを具体的に説明できます。
高さ〜mの建物が変形した時の角度を表します。
層間変形角の単位は何?rad(ラジアン)?: 建築構造のかたち○□△

下記は、2階建ての建物の2階の床面を2.7mとした時に、

  • 1/200rad(床面がわずか1.35cm揺れる程度):壁紙が破れ始める。見た目には小さいが、内装損傷が進行。
  • 1/120rad(床面が約2.25cm揺れる程度):壁紙の割れが目立ち、耐力壁が劣化を開始。構造的な問題が発生し始める。
  • 1/75rad(床面が約3.6cm揺れる程度):柱や梁に大きなひび割れが入り、建物全体に深刻なダメージが及ぶ。

つまり、ラジアンは「地震による揺れの規模」を表すだけでなく、「住宅がどの時点で損傷を受け始めるのか」を理解する重要な指標です。特に、1/120radが住宅にとって大きな損傷の分岐点となります。


解決:evoltzが実現する損傷低減の新常識

evoltzは、住宅の損傷を1/120radに達する前に抑える、画期的な油圧式制振装置です。その特長は次の2点にあります。

1/120radより前の揺れからエネルギーを吸収
他の制振装置とは異なり、evoltzは1/200radなどの小さな揺れでも効果を発揮し、クロス損傷や耐力壁の劣化を未然に防ぎます。他制振装置と比較すると、微振動から揺れを吸収するevoltzは1/120radより前から効果を発揮するのがわかります。


独自のシミュレーションで実証

evoltzは独自のシミュレーション技術により、1/120rad以上の揺れが住宅に与える累積的なダメージを可視化し、その低減効果を証明しています。このシミュレーションは以下の条件で実施されました:

補足:地震波と制振装置の効果を正しく理解する

制振装置の効果としてよく使われる表現に「最大低減率〜%」があります。この表現は、あくまで最大変形量最小変形量の比較であり、地震の波のようなエネルギー全体を反映しているわけではありません。

この視点を取り入れたevoltzのシミュレーションでは、波の大小による揺れの影響を細かく分析し、地震エネルギー全体にわたる低減効果を実証しています。

      • シミュレーション条件
        • 時刻歴応答解析を使用
        • 地震波:BSL波(91%縮尺)を用いた30秒間の揺れ
        • 分析対象:制振装置の有無による累積変形量の比較
      • 結果
        • evoltzなしの住宅は、揺れの累積量が大きく、内装材や耐力壁の損傷が進行。
        • evoltzを導入した場合、累積損傷量は最大70%以上削減
        • 特に耐震等級1〜3において、以下の低減効果を確認:
          • 耐震等級1:累積損傷量66.5%低減
          • 耐震等級2:累積損傷量76.6%低減
          • 耐震等級3:累積損傷量75.2%低減

結果からわかること

  1. 耐震等級が高いほど損傷量が少ない
    耐震のみの場合でも、耐震等級1よりも耐震等級2、耐震等級3の方が累積変形量が大幅に少ないことがデータから明らかです。
    結論:耐震等級を高くすることは、住宅の耐性を高める上で重要な基盤です。
  2. 制振装置evoltzの効果
    さらに、制振装置evoltzを導入することで、全ての耐震等級で累積損傷量が大幅に低減することがわかります。
    これは、耐震等級が高い住宅に制振装置を追加することで、住宅の損傷を抑える相乗効果があることを示しています。

まとめ:損傷を抑える未来へ

耐震等級3で「倒壊を防ぐ」時代から、「損傷を防ぐ」時代へ。evoltzは、地震がもたらす住宅の損傷を最小限に抑え、家族の安全と住まいの価値を守る新たな基準を提案します。ラジアンという新しい視点を活用し、未来の住宅を一緒に守りませんか?