震度5強でも「evoltz」の制振技術によって、箱の中で守られている感じがした
【北海道胆振東部地震】
しっかりとした箱の中で、守られている感じがした。
1階リビングにて。
地震の際、バランスの悪い鳥のブロックが落ちただけでした。
千博産業:苫小牧市は震度5強を観測しましたが地震の揺れはいかがでしたか?
お施主様:地震発生時は真夜中でした。2階で寝ていたのですが、頑丈な箱の中にいる感覚で、不安感はなかったです。
大きい地震かもしれないという気はしましたが、建物が揺れないし、音も特になかったので、まだ大丈夫と思いました。
ダンパーが地震の衝撃を吸収してくれているのかなと、頭の中で考えたりもしました。
千博産業:奥様はいかがでしたか?お子様は大丈夫でしたか?
奥様:釧路に住んでいた時も今回と同じくらいの地震を経験したので、地震自体は怖くはなかったですね。子供もビックリしていたくらいで怖がってはいませんでした。
千博産業:地震発生後、家の中の状況は?
お施主様:揺れが納まってから下に降りたのですが、物が全然落ちていなかった。バランスの悪い、鳥の形のLEGOブロックが落ちていたのと、後は2階のゆるいタンスの引き出しが開いていたくらい。割れたものは一つもありませんでした。後日、住宅会社さんが見えたときも地震による建物の影響は見つからなかったですね。地震で建物が変形すると、壁紙がよれることがあるそうですがそういった壁紙のよれもありませんでした。ただ、近隣のお宅では食器棚が倒れたという話を聞きました。
千博産業:家を買う時に「耐震・制振」は重視されましたか?
お施主様:北海道は地震がもともと少なかったこともあり、最初は「耐震+制振」までは考えていませんでした。ただ北海道は雪が多いですから、重さに耐えられるよう家の強度はしっかりさせたいと思って、調べていくうちにだんだん「耐震+制振」にも興味が広がっていきました。建築会社は何社か検討したのですが、重視したポイントである“断熱”“強さ”などのトータルバランスが良かったことが決め手となり、大鎮キムラ建設さんに依頼しました。
2019年2月にも最大震度6弱の大きな地震
ダンパー(有無)を体感できる起震機
千博産業:evoltz(製造:ビルシュタイン)についてはご存知でしたか?
お施主様:正直、evoltzのことも、ビルシュタインも、あまり知らなかったですね。大鎮キムラ建設のご担当者さんの説明から、地震のエネルギーを吸収し建物の揺れを小さくするというものだということを知り、evoltzについて理解を深めていきました。実際に住宅会社のショール―ムで、ダンパー(有り/無し)で揺れがどれくらい違うのか体験したときには、ここまで揺れを吸収してくれるのか!とビックリしました。だから、今回の地震の最中にもその装置で体験したevoltzの性能を思い出してイメージしたのかもしれません。マイホーム検討の際に個人的に在来工法や2×4などを調べました。その際に構造部材だけで持たせる家は長い目で見たときに大丈夫かな?一度の大きい地震に耐えるだけでなく、余震があるから複数回耐える強さが欲しいんじゃないか?という疑問を持ちました。複数回の地震が起きても住宅が安全でいるためには、一番重要な構造を守るための物が必要だろうと考えていました。evoltzが果たす役割は、その考えに合致していたという事でしょうか。
マイホームを検討される方へ
今回、取材にご協力頂いたお施主様
左)大鎮キムラ建設(株)ご担当者様 右)お施主様
千博産業:住宅会社様がマイホームを検討されているお客様を対象にした見学会を開催する中で、S様宅も見学されることがあると伺っております。これからマイホームを検討されている方から、どんなことを聞かれますか?
お施主様:やっておけば良かったことはありますか?とよく聞かれます。「はっきり言って何もないですよ、マイホームに大変満足しています」と答えているのですが。“耐震+制振”については、以前釧路に住んでいた時に震度6を経験しましたから釧路の方が地震のイメージがあったくらいで、家を建てるときには、ここが震源の地震が起こるとは想定していませんでした。でも、地震は起きた。考え方は人それぞれですが、地震が来るたびに建物は揺すられますから、余震の事を考えると何回かの揺れに耐えるための“耐震+制振”をしておいた方が家が長持ちするので良いと思います。