JAPAN Quality日本の精鋭企業
誇り高きジャパンクオリティ
信頼性を維持する
ための製造技術Manufacturing technology
ための製造技術Manufacturing technology
あらゆる揺れを確実に抑制する性能、繰り返しの揺れに対する信頼性、そして、施工の簡易性。これらを実現するために、私達は、ブラケット、ボルト、ビス、ブレースなど、部品1つ1つの性能にまで徹底的にこだわり、開発を進めました。そして、制振装置本体に揺れを確実に伝えられるように、ガタのない精度を各パーツに求め、溶接強度や座屈強度を向上させることでシステムの伝達効率を高めていきました。
構成部品の高性能・
高耐久へのこだわりHigh performance and durability
高耐久へのこだわりHigh performance and durability
evoltz の心臓部
「ガイドベアリング」
「ガイドベアリング」
「エリアスポーツ」はガイドベアリングのアッセンブリ-を、「PROUD PARTS」はハウジング製作を担っています。 アッセンブリ-では傷や塵埃のない部品組付けのために繊細な作業が要求されます。また、ハウジング製作では季節の温度変化の影響を受けず、精度を維持する加工技術が求められます。ガイドベアリングには、シャフトを滑らかに摺動させる役割と、内蔵油脂を何十年もの長きにわたり外部へ漏らさない役割も課せられています。また、温度によってアルミが伸縮するため、特に切削加工の段階においては、正確に精度を維持する高度な加工技術が求められます。
evoltz のような油圧式の制振装置は、
オイル漏れが命取りになります。
オイル漏れが命取りになります。
オイルシールについては、自動車よりもさらに高い耐久性が求められる宇宙開発技術を応用されています。長寿命・高耐久信頼性のテフロン系特殊材質・特殊構造を採用し、無潤滑でも円滑な作動を実現、金属に癒着する心配もありません。 使用環境温度は −20~80℃の範囲において耐久性を維持します。
高強度・高張力鋼、
そしてコンパクトに
そしてコンパクトに
限られたスペースに、より長いダンパーを設置し、ガタを抑えることで制振性能を高めることができます。そのためには、ブラケットをできる限りコンパクトにし、精度を高める必要があります。また、そうすることで反応性能も向上します。このように、ブラケットはevoltz にとって非常に重要なパーツです。その製造を手掛ける「三豊工業」は、二輪部品の製造で培った「絞り技術」を得意とする企業。この絞り技術により、高張力鋼板材を高精度・高精密に成形することが可能です。高張力鋼板材は、材質の特性上、クラックや変形が入りやすいため、同社では、金型製造を内製化し、プレス技術では実現できない公差を職人の技術で埋めていきます。こうして「三豊工業」は、職人の熟練技術によって穴の位置や径の精密度をより高め、ガタをなくすことで、evoltz における揺れの伝達効率の向上を成し遂げました。
現場施工を容易にする
フリクション性能
フリクション性能
樹脂キャップは、現場でevoltz を施工しやすいように、フリクション性能を持たせる役割を果たします。「オラクル」は、産業電子機器分野において特に緻密さを求められる「プラスチック成形」を得意とする企業です。図面で表現しきれない百分代の寸法調整が自在にでき、「薄く・小さく・複雑な」樹脂成形が可能です。精密・高精度を追求する「拘り」が、自社での金型製作、メンテナンス、そして自社での(インジェクション)成形と一貫した「ものづくり」を選択させている。
錆に強いステンレス製
ストリッパーボルト
ストリッパーボルト
開発当初、ストリッパーボルトは市販のもので試してみましたが、ガタつきを抑えることができませんでした。そこで、螺子の専門商社である「橋本螺子」に相談を持ち掛けたところ、ガタつきを抑えるにはボルトの軸径研磨の加工逃げを最小限に抑えられるような技術が必要だということがわかりました。そのため、砥石と刃の角度を精密に保って研磨することで接触点を小さくしました。さらに、ステンレス鋼製で高精度の嵌め合いを選択すると、ボルトと軸穴間でカジリ(焼付き)が生じ易くなります。その対策として、市販品とは異なる特注品扱いで、表面に被膜を設け、金属と金属が直接擦り合わない加工を施しました。
evoltz開発者上野 浩志
大手自動車メーカーの小型車研究実験部で動力性能、燃費性能などの研究活動に従事。㈱トムスのレーシング・チームでのグループA のプロジェクトリーダー(PL)を経て、JTCC 時代にはPL として全日本チャンピオンを獲得。トヨタ・エクシブのレース車両の開発リーダーも担当した。その後、㈱アペックスにて「N1ダンパー」を開発し製造ラインを構築。全長調整機構を業界に広めた第一人者。その後、ビルシュタイン・テク二カルセンターにて脚周り開発の設計を担当した。