木造住宅向け制振ダンパー・制振装置evoltz(エヴォルツ )|千博産業株式会社|耐震+制振|

よくある質問

基本編

Q1
evoltzとはなんですか?
A1

千博産業が企画・開発・販売を手がける木造建物用制振装置です。
現在、ショートタイプ(方杖型)の「S042(エスゼロヨン二)と」ロングタイプ(筋かい型)の「L220(エルニーニーマル)」の2種類があります。
evoltz の画期的な性能のポイントは以下の3点です。(S042、L220共通)
(※詳細に関しては後述)

①非常に小さな揺れの段階から地震の衝撃力を吸収し、大きな揺れにもその力を持続。さらにその後に発生する余震にもしっかりと対応。

②建物の耐震成分を長持ちさせ、生命と財産を守る。

③共振が発生しても、その時の揺れ幅を小さくできる。

製造に関しては、ダンパー部分を世界有数の技術力を持つ自動車のパーツメーカー、ドイツ・BILSTEIN(ビルシュタイン)社に、また、L220 のテクニカルブレース部分は国内最高峰の自動車マフラーメーカー藤壺技研工業に製造を委託。世界レベルの高品質高性能を実現しました。

Q2
バイリニア特性とはなんですか?
A2

「バイリニア特性」とは、小さな揺れの領域から大きな減衰カを発揮し、大きな揺れの領域でも大きな減衰力をそのまま維持する特性です。

バイリニア特性

「バイリニア特性」を持つ制振装置evoltzは揺れの大きさや速度に関わらず適切な減衰力を発揮し、しかも建物の破損を防ぐことができます。つまり、長周期型地震や大地震後の余震の際にも有効な力を発揮できるのです。
その他性能の詳細に関してはお問い合わせ下さい。

Q3
BILSTEIN社とはどんな会社ですか?
A3

世界の多くの自動車メーカーがトップモデルに採用するショックアブソーバーのメーカーです。
古くからメルセデス・ベンツ、ポルシェなどで純正採用されてきましたが、日本国内においてもその高性能を手にする自動車メーカーは後を絶ちません

ビルシュタインとは
Q4
藤壺技研工業とはどんな会社ですか?
A4

1931年創業の自動車用マフラーメーカーです。「最高の製品を生み出すこと」をモットーに、オリジナル製品の生産に専心されています。
藤壺技研様の技術力により、evoltz L220 のテクニカルブレース部分が軽量で耐久性の高い部材として誕生しました。

藤壺技研オフィシャルサイト

基本性能編

Q1
evoltz の効果はどのようなものでしょうか?
A1

①地震の衝撃力を和らげることで、建物に加わる力を軽減し応力集中を防ぎます。
さらに揺れエネルギーを吸収し、建物の揺れを45~55%軽減します。
また大地震の後に繰り返し発生する大小の余震にもしっかりと対応します。

②本震やその後の余震の際にも建物の構造部材が損傷しない範囲で揺れをおさめることを目指すことにより、建物の安全性を高めます。それにより建物の耐震成分を長持ちさせることが可能になります。そして、建物の資産価値を守り、生命と財産を守ります。

③大きな減衰定数を持つため、建物が共振1した際の揺れ幅を小さくします。
この共振の抑制は耐震工法のみでは防ぐことができません。

1 共振
地震の周期と建物の固有周期が一致した場合に発生する現象。揺れに従って振幅が次第に増加していき、倒壊につながる。

Q2
地震の揺れは、どの程度吸収できるのですか?
A2
様々な実験の結果、理論上は阪神大震災クラスの大きな地震が発生した場合でも、建物の変形を 45~55%抑える12ことができると推定しています。
1 振動台試験結果および建物毎の構造計算を利用した揺れ幅のシミュレーション結果より。
2 建物の構造、形状により効果は異なります。
Q3
縦揺れにも効きますか?
A3
効きます。
ただし、一ロに「縦揺れ」と言っても建物全体が垂直に上下振動をする訳ではありません。実際に建物に揺れが伝わると「ねじれ」を発生させます。しかし、evoltzはシャフトが回転することにより、「ねじれ」が発生してもしっかりと性能を発揮します。
また配置に関しても、そのことを考慮して配置しています。
Q4
余震などにも効きますか?
A4
はい、余震からも建物を守ります。
evoltz は大きな揺れだけでなく、小さな揺れの段階から地震の衝撃力や揺れエネルギーを吸収するため、余震による構造部材の傷みを軽減します。また、100 万回の作動試験を開発時に実施し、耐久性にも問題が無い旨を検証済みです。
Q5
evoltzはどのようにして建物の揺れを抑えるのですか?
A5

オイル室の中をピストンが往復することにより、振動エネルギーを熱に変え、建物の揺れを抑えます。

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Q6
耐力壁の替わりになりますか?
A6
evoltzは耐力壁の代わりにはなりません。
evoltzは制振成分(揺れエネルギーの吸収)に特化しています。
耐震成分は建物側で確保していただき、「耐震+制振」で建物を守ります。
Q7
「共振」が起こると耐震構造だけでは防げないと聞きました。制振ではどうですか?
A7
evoltz を設置することにより、共振1が起こった際の最大振幅を抑制できます。
1 共振
地震の周期と建物の固有周期が一致した場合に発生する現象。揺れに従って振幅が次第に増加していき、倒壊につながる。
Q8
平屋に設置して効果がありますか?
A8
はい、あります。
平屋でも地震の際に建物に衝撃力が加わります。
evoltz を設置することにより、その衝撃力を吸収し、内部の構造部材を守ることができます。また、揺れエネルギーも吸収します。

配置・設計編

Q1
evoltzの取り付け位置はどのように決めるのですか?
A1

所定の図面をお送り頂き、その情報をもとに「限界耐力計算」を利用して「最大効果」「最適配置」となる設置本数、配置箇所を算出します。

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Q2
ひとつの家には evoltz のどちらかしか設置できないのですか?
A2
いいえ、間取りや構造によっては S042 と L220 の2種類を併用する場合があります。
Q3
3階建ての家への配置はどうなりますか?
A3
3階建ての家の場合、1階と2階へ取り付けます。
Q4
伝統構法の建物にも使えますか?
A4

老舗旅館や神社、寺院に設置した実績もございます。
詳細に関しては一度お問合せ下さい。

Q5
リフォームへの採用の優れた点はどこですか?
A5

evoltz S042 は小型の油圧式制振装置のため、窓やドアなどの開口部の上部にも設置することが可能です。間取りへの制約もありません。
また、L220に関しては、天井、床を剥がすことなく施工が可能です。
リフォームへのご採用の詳細に関しては一度お問い合わせください。

品質・耐久編

Q1
保証はついていますか?
A1
20 年の製品保証が付いています。
Q2
evoltz 設置後に、ダンパーからオイルが漏れることはないのですか?
A2

evoltz では心臓部のオイルシール1に宇宙開発技術を応用した特殊樹脂シールを採用し、長期間の設計耐用年数を実現しました。
また、品質管理体制をしっかりと整備することにより、その恐れを最小限に抑えています。
1 オイルシールとは封孔の部材です。機械内部の液体や気体が外部にもれないようにする働きと外部からの塵埃の侵入を防ぐ働きとがあります。

Q3
中に入っているオイル自体は劣化しないのですか?
A3
オイルの劣化の最大の原因は酸化です。
evoltzは組立時にガス封入、オイル注入を行っています。封入ガスにより加圧された状態で製品化され、組立後には内蔵されたオイルが空気と触れることはありません。この構造によりオイルの酸化を防いでいます。
Q4
メンテナンスは必要ですか?
A4
メンテナンスフリーで設計耐用年数は60年です。
設置後は断熱材や壁の中に入れられて最終的には見えなくなってしまいます。それを考慮し、メンテナンスを行わなくとも制振の効果を損なわない設計になっています。

施工編(工務店/ビルダー様向け)

Q1
どのくらいの長さと直径ですか?
A1

S042 のシリンダー部分の直径は 50mm、本体の全長は 420mm です。
柱と間柱の隙間(380.0~387.5mm)にピッタリ適合できる取り付け寸法です。
L220 のシリンダー部分の直径も 50mm、テクニカルブレース部分の直径は 38.1mm、全長は2,200mm です。詳細のおさまりに関してご確認されたい方はお問合せ下さい。

Q2
取り付けに掛かる時間はどの程度ですか?
A2
新築の場合は延べ床面積 30~40 坪程度の建物であれば、1人で1~2時間程度で施工が完了します。リフォームでの取り付けの場合は壁をはがしての作業になりますので、その時間を考慮していただく必要がございます。
Q3
ダンパーの留め具が揺れによってはずれることはありませんか?
A3
梱包箱に同梱されている専用ビスを使用し、所定の取り付け作業を実施いただけるとはずれることはありません。
木やせ、木割れ等の経年劣化を考慮し、1本のダンパーに対し 16 本使用し、長期間経過しても性能がしっかりと発揮されるように設計しています。
Q4
吹付けや充てん系の断熱材などがある場合はどうすればよいですか?
A4

evoltzを設置してから断熱材の施工をお願いします。
詳細に関してはお問い合わせください。

Q5
evoltzの設置には資格や講習は必要ですか?
A5
必要ありません。現場納品した梱包箱に施工手順書が同梱されています。
現場にてそれを確認していただければ簡単に取り付けができます。
墨付けの道具と、インパクト、四角ビット(#3)をご用意ください。
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